あんなやつにだまされました

数年前、結婚相談所に入会し初めて紹介された人と半年で成婚退会。入籍して3ヶ月弱、同居して2ヶ月弱で離婚。まんまとだまされました。

粗大ゴミ男との話し合い⑩

「あなたのせいで、私の人生が狂いました!あなたのような人と出会ったせいで、バツ1になるんですよ!そのいち大事の離婚届に私の知り合いが証人ではないことへの私のこだわりなんだよ!わかるかな?」


こいつ、マジで被害者ヅラしてキモいんですけど!


大きく息をはいて、父親が言った。

「私達が、証人してるんだよ。そんなにこだわることかな。娘はひどく傷つき、私達も君にだまされたことですごく傷心なんだよ。家族になろうとして信じた君に裏切られたんだよ。結婚までの君の言葉を思い出すと、私は悲しくて、情けないんだよ。数々の巧みな言葉にまんまとだまされて娘と結婚させてしまった。いい歳して自分が本当に情けないんだよ。わかるかな。君はバツ1というが、娘もバツ1になるんだよ。」

そして、続けた。

「たのむ。この通りだ。離婚届にサインして下さい。」

両親は、深々と頭を下げた。どれくらいの時間かはわからなかったが、長かったと思う。


やつは、尚更横柄な態度でふんぞり返り、ついに言った。

「あー。もう。うーん。わかりましたよ。

ペン下さい。」


ついに、書くと言った。


両親には、本当に申し訳なかった。

粗大ゴミ男との話し合い⑨

脂肪のカタマリごみ男は、私に、慰謝料請求しないと一筆書けば、離婚届にサインすると言った。

私は、家計簿をつけていたルーズリーフを一枚とり、「これでよい?」と、聞いた。

やつは、いきなり大きなハキハキとした声と言い方で「なんでも、どんな紙でもいいんだよ。要は、慰謝料請求しないと書けば済む話なんだよ。フフフ。」と、薄ら笑いをした。


私が、誓約書と書くと、いきなりスマホで調べ始めて、一段下げろとか細かく注文をつけてきた。イライラして書き間違えた。


父親が、「君が書いて、連名にすれば、お互いということになる。」と言い、新しい紙を私に出すように促した。

やつに父親がペンを渡して、やつがスマホを見ながら誓約書を書いた。人に指図して、検索しながら書いているのにモタモタしているので、イライラした。


とにかく、早く離婚届にサインさせたかった。そして、弁護士に相談したかった。


やつが書き終わり、私も署名した。

その紙をスマホで写真を取って、やつに渡した。


そして、いよいよ離婚届にサインさせる!

離婚届をまじまじと見てやつは言った。

「あー。証人の欄がお二人なんだ!そちらのお二人か。」証人は、私の両親だ。

私は、「市役所で確認したら両親でよいといわれたんだよ。だから、書いてくれたんだよ。」と、あんたには、書いてくれるやつなんていないじゃんか!と、心の中で思いながらやや強く言った。


やつは、イスに深くもたれ、ずれながらこう言った。

「あー。証人がどちらもそちら側なんて納得できないなぁ。それぞれひとりすつが常識じゃん?」

「サインできないなぁ。」


私は、声に出して言った。

「なんなの?なにの粘り?なにのこだわり?今さら、どこまでキモいこと言うの?」

両親も、呆れて思わずため息を大きくついた。


やつは声を荒らげて、私を見て、こう言った。

「あなたのせいで、私の人生が狂いました!あなたのような人と出会ったせいで、バツ1になるんですよ!そのいち大事の離婚届に私の知り合いが証人ではないことへの私のこだわりなんだよ!わかるかな?」

粗大ゴミ男との話し合い⑧

ふんぞり返り、やつは、「離婚は、できません。」と、言った。


母親が、言った。

「○○さん、あなた、経済的に破綻してますよね。そして、実際には娘のお金で生活していましたよね。今後の生活を、バイトや、実家の売却などで補うとおっしゃってましたが、できるのなら、結婚前にやられたはずですよね。でも、できないから、お金が無くて、こんな状態になったんですよね。」

「正直に申し上げて、この結婚はお見合い結婚、源泉徴収票を見て、毎月の生活費を予想して、あなたの給料なら生活していける条件で結婚したんですよね。まさか、借金で全部無くなるなんて思いもよらなかったんですよ。

恋愛して結婚していないので、もう娘にはあなたに対する愛情のカケラもなく、むしろ、詐欺にあったと思っているはず。肉体的にも、精神的にも慰謝料請求したいですよ。

お見合い結婚の条件のあなたの年収で結婚にふみきったんですからね。」


やつは、言った。

「金の切れ目が縁の切れ目ということか。」


母親は、たたみかけるように言った。

「そう思って下さい。」

私は、言った。

「違う!初めから金なんてないじゃん!」


父親が、私を制してこう言った。

「頼む。離婚して下さい。娘は、今日ここに来るのもフラフラなんだよ。どれだけ精神的にやられているかわからないかな?これ以上長引かせないでくれないかな。」

父親は、頭を下げ、「このとおりだよ。離婚届にサインして下さい。」と、言った。


やつは、黙っていた。


私は、「なんなの?なにのだんまりなの?私には離婚しかない!」と、言った。


父親が、「調停や、裁判になれば、お金もかかるよ。払えないだろう?


やつは、貧乏ゆすりした。


母親が、「慰謝料請求しないから、離婚して下さい。」と、頭を下げた。


やつは、ふんぞり返り、両手のひらを上に向け、「はい、はい、あーもう!わかりました、わかりましたよ!書きますよ。もう。ホントにダルい親子だなぁ。」と、言った。


そして、こう続けた。

「慰謝料請求しないと、そちらが一筆書いてからね!」

ふてぶてしい脂肪の固まりのゴミだ。