あんなやつにだまされました

数年前、結婚相談所に入会し初めて紹介された人と半年で成婚退会。入籍して3ヶ月弱、同居して2ヶ月弱で離婚。まんまとだまされました。

粗大ゴミ男との話し合い⑨

脂肪のカタマリごみ男は、私に、慰謝料請求しないと一筆書けば、離婚届にサインすると言った。

私は、家計簿をつけていたルーズリーフを一枚とり、「これでよい?」と、聞いた。

やつは、いきなり大きなハキハキとした声と言い方で「なんでも、どんな紙でもいいんだよ。要は、慰謝料請求しないと書けば済む話なんだよ。フフフ。」と、薄ら笑いをした。


私が、誓約書と書くと、いきなりスマホで調べ始めて、一段下げろとか細かく注文をつけてきた。イライラして書き間違えた。


父親が、「君が書いて、連名にすれば、お互いということになる。」と言い、新しい紙を私に出すように促した。

やつに父親がペンを渡して、やつがスマホを見ながら誓約書を書いた。人に指図して、検索しながら書いているのにモタモタしているので、イライラした。


とにかく、早く離婚届にサインさせたかった。そして、弁護士に相談したかった。


やつが書き終わり、私も署名した。

その紙をスマホで写真を取って、やつに渡した。


そして、いよいよ離婚届にサインさせる!

離婚届をまじまじと見てやつは言った。

「あー。証人の欄がお二人なんだ!そちらのお二人か。」証人は、私の両親だ。

私は、「市役所で確認したら両親でよいといわれたんだよ。だから、書いてくれたんだよ。」と、あんたには、書いてくれるやつなんていないじゃんか!と、心の中で思いながらやや強く言った。


やつは、イスに深くもたれ、ずれながらこう言った。

「あー。証人がどちらもそちら側なんて納得できないなぁ。それぞれひとりすつが常識じゃん?」

「サインできないなぁ。」


私は、声に出して言った。

「なんなの?なにの粘り?なにのこだわり?今さら、どこまでキモいこと言うの?」

両親も、呆れて思わずため息を大きくついた。


やつは声を荒らげて、私を見て、こう言った。

「あなたのせいで、私の人生が狂いました!あなたのような人と出会ったせいで、バツ1になるんですよ!そのいち大事の離婚届に私の知り合いが証人ではないことへの私のこだわりなんだよ!わかるかな?」