粗大ゴミ男との話し合い⑪
やつは、ついに離婚届にサインをすると言った。
私に、慰謝料請求しないと誓約書を書かせ、保証人が自分サイドの人間がいないと難くせをつけて粘ったが、両親が頭を下げ、ついに書くと言った。
私は、ペンを渡し、「名前だけでいいから。」と、言った。
やつは、私を睨みつけ、「はぁ?全部書くよぉ。自分の本籍とか人に書かれたくないなぁ~!」と、言った。
私が、「わざと間違えたりしないで下さいね!!」と、強めに言うと、やつは、自己愛性パーソナリティ障害なので、弱気になり、小声で「わかってますよ。」と、言った。
やつがなぐり書きのように、全ての項目を書き終えた。
私はすぐにカバンに入れた。
やつが「コピーとって!」と、言ったので店の向いのコンビニで母親とカラーコピーをとった。父親は、店の外に出た。
急がなければ、弁護士さんとの面談の時間が迫っている。
走って店に戻ると、やつはおとなしく椅子に座ったままだった。無言でコピーを渡した。
そして父親も席に戻り、「こちらの荷物は、今週末に取りに伺いますから。」と、言った。
やつは、「困るなぁ。私のいない時に私の信用で会社が契約してくれている物件に他人に入られるのは。」と言い、「で、何を引き取られますか?」と言った。
父親が呆れ果てる様に笑いながら言った。
「こちらが用意した家電類、家具類、小物も全部だよ。」
「立ち合うのなら、日を指定してくれ。」
やつは、「私にも、いろいろ予定や都合があるんですよ。」
「後日、連絡しますわ。」
私は、吐き捨てるように言った。
「今、決めて!」
キモい!!キモすぎる!
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