あんなやつにだまされました

数年前、結婚相談所に入会し初めて紹介された人と半年で成婚退会。入籍して3ヶ月弱、同居して2ヶ月弱で離婚。まんまとだまされました。

粗大ゴミ男との話し合い④

「やり直します!」と、やつは言った。

父親が、「はっきり言って、君は経済的に破綻しているよね。どう生活するつもりなの?」

と聞いた。やつは、こう言った。

「あー、破綻って、お義父さん、大げさですよぉ。私の借金はあと4年で完済予定なんですよぉ。ま、それまでは、めがねちゃんにも協力してもらうというか、夫婦は助け合うというかぁ、、。」

父親が言った。「君は、子どもを予定していたよね。家族なんて作れない状態だよね。今でも破綻しているのに、子育てはお金がかかるよ。お金はどうするつもりなのかな?」

やつは言った。「あ~、それならぁ、私がバイトしますわ!それから、私は、管理職の立場なのでシフトを増やすことも自分の采配でできるんですよぉ。フフフ。なので、一日一時間余分に働くのはどうでしょうか?」

私は、怒りをこらえながら言った。

「毎日、疲れた、疲れたと言ってたよね。バイトなんてできるわけないじゃん。腰も痛い、痛いって言ってるのに、今の仕事も、一時間だって増やしたら無理なのははっきりしてるよね!ちゃんと考えて話してます?」


やつは、敵意むき出しの目で睨み、そして薄ら笑いこう言った。

「めがねちゃん、バイトって体使うだけじゃないんだよ。パソコンでできるバイトもあるじゃん!」

私が詰め寄った。

「具体的には?」

やつは、空のアイスコーヒーの氷をグルグル混ぜて、ズルズルとストローで吸い込み、ため息をつきこう言った。


「これから、考えて資格とかとれば、何かあるじゃんかぁ~!」


私は、「こいつ、マジでヤバい。」と、めまいがした。

粗大ゴミ男との話し合い③

自分が熱中症になったのは、私の食事のせいだとやつは言った。

父は、続けた。「外食の提案をする前日は、家に来て焼肉したよね。」「そう毎日食べるものなのかな?」

やつは、無視して話した。「結婚する時に、めがねちゃんには好きな事をやっていいよと、言いました。それは、私がそうさせてあげなきゃと、思い、そう言いました。でもね、めがねちゃんは、自由にしているのに、私はお小遣いというものもなくて、ジュース一本も仕事中に買えないんですよ。」

「はい?」と、私が言うのを父親が制止した。

やつは、話した。「自由に何もできないんですよ。」残りのアイスコーヒーをジュルジュルと飲み干した。そして、ため息をついた。

それから、少し笑ってこう続けた。

「めがねちゃんが出て行ってから、連絡するまで、やりたかったことを思い切りやったんですよ!同僚や後輩と2日間、外食したんですよ!やりたいことやってやると思ってね!初めは楽しかったんですけど、家に帰って、ああ一人なんだと思うと寂しくて、、それで、めがねちゃんを迎えに行くとラインしたんです。はい。」


私は、「こいつ、何もわかってない。全ては、おのれに金がなく、借金まみれで、そうなったことだということを!!真夜中にあの暗い道を歩いた私の気持ちも考えられない。おのれのせいで、私がこんな目にあってしまったことも。自分が、被害者ヅラしていることを!お前は、頭のおかしい加害者だということも!何もかもわかってない異常者だ。」と、思った。

そして父親が言った。

「これからどうするつもりなのかな?」


やつは、言った。「やり直します!」

粗大ゴミ男との話し合い②

私の父親が、「やつが、泣きそうだ」とラインをしてきた話したいこと、つまり、「実力行使した理由を話せ」と、口火を切った。

やつは、Lサイズのアイスコーヒーにシロップとミルクを入れて混ぜ、半分くらい一気にストローで飲んだ。

話すのかと思いきや、はぁと、ため息をつき、今度はちびちびと飲み始めた。

私が、「ちょっと!」と、言うと父親が、「待ちなさい。まずは、聞かなきゃ。」と、静止した。

やつは、父親を味方につけたと勘違いしたようで、「お気遣い、感謝します。」と、消えいりそうな声?いや、蚊の鳴くような声?いや、わざと小声にして話した。しかし父親は、何を言ったのか聞こえなかったようで、「何?」と、聞き直した。

「お気遣いありがとうございます。」と、少し笑ったような顔の落ち武者は、はっきりと父親に話した。頭の頭頂部がねっとりとした汗でピカピカとしていて、脂で固まりあったごまかし用の長い髪が耳に垂れかかり、もう、何もかもどうでもよいように見え、正体をあらわしたゾンビのようだった。

私達に会うのに髪の毛を整えるということ、つまり、身なりを取り繕う気持ちもない粗大ゴミ男は、いったい何を考えているのだろう。

病気なのか?病気じゃなくわざとなのか?

しびれを切らしながら待つとようやく話しだした。

「実は、めがねちゃんと結婚して、私、熱中症になったんです。初めて、熱中症になりました。職場の人達にも、ろくなものを食べていないからじゃないかと言われまして、、。そこで、力のつくものを食べたいと思い、しゃぶしゃぶに誘ったら、断られたんです。なので、実力行使に出た次第です。」


はぁ~?意味わかんないんですけど!

そして、やつは話し続けた。