やつの終業時刻もわかっていた。しかし、迎えに来るというラインの後、既読にならない。私は、帰らないので電話のできる時刻を教えて欲しいと送っていた。

やつの終業時刻の頃に、「帰宅して、落ち着いたら電話可能」という、かなり上から目線的なラインがきた。

私は、やつの終業時刻から２時間半待った。両親とも「まだか？」「まさか、突然来るんじゃないか？」と、話した。

私は、１万歩以上譲って、土下座でもして、騙していたことや、あの地獄の一日の私への仕打ちを謝り、これから生活のためにこういう方法を考えているくらい言えたら少しは歩み寄る気持ちもないわけでもなかった。

３時間経ったので、私から電話した。

私、「もしもし。」「今、電話できますか？」

やつ、「今、仕事から帰って今から風呂に入るので、風呂から出たら電話する。」

逃げている。そう思った。

平謝りする気持ちも、根性もない。

30分経ち、かかってきた。

「ねぇ、なんなの？おこってるのぉ？」

私は、怒りが爆発した。

「あの日、私への仕打ちをどうかたをつけるおつもりですか？そして、あの真っ暗な道を一人で歩いて実家に戻ったのに、まる二日放置して、もし、何かの事件にでも巻き込まれていても平気だったということですよね。そして、今日仕事終わりに迎えに行くなんて、そんな簡単なことですか？私が、ハイ帰りますって言うと思ってましたか？」

やつは、しばらくだんまりの後こう言った。

「なんなの？キャンキャンまくしたてて、

こちらの話ができないじゃん。」

私は、荷物を取りに行った時、置き手紙をしていた。

「話し合いの場をもちたいので、連絡して下さい」と、書いていた。

私は、「話し合いをしましょう。テーブルの上にも書いたものを置いていましたが、こんな状態でフォトウェディングなんて撮れないので、私が、キャンセルしますので、キャンセル料もお気になさらず。

フォトウェディングの日がうちの両親も休みなのてその日に話をしましょう。」と、言った。

やつは、その日は都合が悪いとか、ごちゃごちゃ逃げていたが、私はもう我慢できずにこう言った。

「私は、離婚したいです。あなたとはもう暮らせません。なので、一週間、あなたも考えて下さい。自分の今までの行動や言動の全てを！」

やつは、大袈裟だとか、そんな簡単になどと言い、なかなか話し合いに応じないので、1時間以上も電話をした。

しかし、日は、しぶしぶ了承した。

時刻と場所は、後日こちらから連絡するということで、話し合いはすることに決まった。

この期に及んでもグズグズし、だんまりをし、本当にゴミ男だと思い情けなかった。

しかし、本当の本性はこれからどんどんあらわになるのだった。