フォトウェディングの衣装決めの日⑤
やつが、玄関から出て行った。スマホだけ持って。私は思わず、ガチャリ!!と、玄関の鍵を掛けた。
午後8時30分。母親に電話をかけた。
「もしもし、お母さん、ムカつくよ。○○さん、出て行ったんだよ。」
母親は、私の電話の5分前にお気に入りのグラスを手から落とし、そのガラス破片を片付けているところだった。
母親に今日の出来事を話した。今日、しゃぶしゃぶバイキングに行かないと言ってから、私がずっと無視されていることを。
そして、借金とうつ病のことを初めて話した。やつは私に、両親に内緒にしてほしいと言ったので黙っていた。
母親は絶句した。父親に電話を代わった。
父親が、「とにかく、帰宅させろ!何度も電話をかけろ!」と、言った。
私は、ライン電話を3回かけた。ラインのアプリを閉じられた。
携帯電話番号に3回かけたが、電源が入ってないと、なった。
作った晩御飯がもったいなくて、必死で一人で食べながら、父親に今日の出来事をはなした。
午後9時30分に「玄関の鍵を開けろ」と、ラインが来た。
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