結婚相談所⑦
仲人さんから連絡があり、やつが交際に前向きであることを告げられ、私も異議なしとなり、個人的に連絡開始となった。
すぐにやつから電話があり、なんだか照れくさいような、嬉しいような気持ちになった。
次のデートは、お弁当を持って車で少し遠出することになった。私がお弁当を作ると言うと、ものすごく、オーバーでなく、本当に、ものすごく、ものすごく、感激してくれた。
デート当日、やつの国産高級車は乗り心地は最高で、「いい車ですね。」と褒めると、太っちょさえないおじさんは、「そんなことないですよ。この歳なら当たり前の贅沢とまではいかないけど、、年相応のステイタスみたいな感じかな。」と、誇らしげにタプタプのお腹を揺らして笑った。なんだかその意味はわからなかったが、この車が好きなんだなとわかった。あとになったら、この車を持っている自分が大好きなんだとわかった。
しかしやつは、本当に○歳なのかなと思うくらい老け顔だった。体もタプタプ。服装は信じられないくらいダサかった。また、「もし、結婚したら服装など全部、めがねちゃんの好みに変えてね。僕は服装とかとても疎いから、めがねちゃんの趣味の服装でコーディネートしてほしいな。」と、言った。
さえないおじさんは、ファッションにも無頓着だから、もし結婚したら私に任せて!と、思った。
こうして、仲人さんには連絡はするものの、二人で連絡を取り合うようになった。
やつは、毎日数回のラインを送ってくるようになった。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。